2026年5月号(素敵な出会いに感謝!)
素敵な出会いに感謝!
~教え子の成長が一番の喜び~
園長 中村洋志
いつの間にか爽やかな風の吹く、過ごしやすい季節になりました。まさに子どもたちの季節です。その中で、新たに入園した子どもさんも含め、それぞれの個性を発揮しながら、みんな明るく元気に過ごしています。私たち職員の一番の願い・喜びは、将来を担う子どもたち一人一人の確かな成長を実感する瞬間です。
先日、イギリス・アメリカ等で外交官として活躍して現在はアメリカインディアナ州に住んでいる、広島時代の教え子から「久しぶりに夫(アメリカ人)とともに来日します。その際、鹿児島を訪れるので、是非会いたい」という旨のLINEが届きました。これまでも来日を機に何度か会い来てくれていましたが、流石に今回は多分直接会えるのは最後の機会かなと考え再会しましたが、懐かしい思い出を語り合う中で、昔と変わらぬ明るい性格と前向きな姿勢に大きな刺激を受けました。「この年齢になって、どうしても会いたいという恩師がいることが嬉しいと」とのお世辞まで言ってもらえました。私の孫が小児癌で亡くなった際に、孫のために書いた私の詩に、鹿児島純心女子大学の遠藤武夫教授が作曲してくれた曲を送付したのですが、彼女から次のような返信がきたことがあります。「(前略)M君のこと本当に残念でしたね。心からお悔やみ申し上げます。でもこうして歌になってアメリカでもM君のことを思って一緒に歌っている母子がいて、歌詞からあふれ出すM君の人柄が私たちを温かく包み込んでいます。人間に与えられた時間は、フェアじゃないと思いますが、一生懸命自分の『今』を生きてきたことで、周りを幸せにくれると思います。実は、私も今、乳癌と闘って毎日を懸命に生きています。(後略)」とのメッセージが届きました。自らも苦しんでいる筈なのに逆に私を励ましてくれる、担任していた当時から変わらぬ優しい心根の彼女の姿勢・思いに、ただただ感謝しかありません。
6年間過ごした広島時代の教え子たちは、折に触れて近況報告をしてくれたり、わざわざ全国各地から訪ねて来てくたりします。その度に活躍ぶりに驚いたり、新鮮な刺激を受けたりします。初任地の教え子たちは、既に63~65歳になっていますが、今もなお各方面で活躍しています。先日3クラス合同の同窓会を地元さつま町で開催してくれました。鹿児島市内の教え子たちも負けず劣らずの活躍振りですが、定期的に集まってくれ、大いに盛り上がりました。私は、行政経験が長かったため、教え子の数は極端に少ないのですが、その分素敵な出会いに恵まれたことに感謝しています。私は、相手の方々がどのように思っていうるかは分かりませんが、出会いはいつも「偶然」ですが、それを「必然」と感じられるようになればと考え、教え子やその保護者や地域の方々等との交流を重ねてきました。 今目の前で共に過ごしている子どもたちは、これからどんな風に成長していくのだろうと楽しみにしています。人生は、出会いと別れの連続です。子どもたちは、これから多くの人との出会い・別れを経験していきます。私は、「出会いは人を成長させ,別れは人を豊かにする」と考えています。私は、子どもたちが今後とも自分を成長させてくれる素敵な出会いに恵まれることを切に願っています。





