園だより

園長だより 令和3年1月号

あけましておめでとうございます~明日が待ち遠しくなる言葉~

あけましておめでとうございます。いよいよ令和3年がスタートしました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症に振り回された年で、今年は東京オリンピックが無事に開催できるかハラハラしていますが、一日も早く収束し、明るく・元気に過ごせる年になればと願うばかりです。皆様方のご健康とご多幸を心からお祈りいたします。

私は、疲れたり、気分が滅入ったりした時に読む本があります。それは、中山庸子著「明日が待ち遠しくなる言葉」というタイトルの本です。十年近く前に、何気なく本屋に入り、タイトル惹かれて購入したものですが、ページをめくるたびに、ごく当たり前の言葉の中に「元気の素」を見つけ、その度に元気をもらっています。人は、何気ない言葉や心遣いでエネルギーが満たされることがあります。

例えば、「その角を曲がったら、そこに幸せがあるかもしれない。だから、角があったら、曲がってみることです。」とか「いつも『明日』は洗い立てのシャツのように、あなたを迎えてくれる。あなたが明るい気持ちになれば、その着心地も最高です。」とか「まだかなっていないことがある。まだうまくいかないことがいろいろある。それらのすべてが、みんな、これからのあなたにとって、かけがえのない『経歴』になっていくのです。」や、「自分を磨ける人が美しい。自分と対話できる人が魅力的。そして、それは『ひとりの時間』に育まれるものです。」や、「『明日が待ち遠しくてたまらない』これ以上の幸せはありません。」などです。いずれもごく平凡な言葉のようにも思いますが、その分だけ深さを感じるのです。他にもたくさんありますが、読むたびに、元気づけられたり、勇気づけられたりしています。

昔から、「言葉遣いは、気遣い」とも言われてきました。ちょっとした言葉で幸せ気分になったり、落ち込んだりすることがあります。これは、子どもたちへの言葉掛けについても同じことが言えます。子どもたちは、保護者や保育士などの大人の言葉をよく聞いており、敏感に受け止めます。しかも、子どもたちには、それがうわべだけの言葉か、本音の言葉か聞き分ける力があるような気がします。私たち大人が配慮しないと、子どもたちの成長にも大きな影響を与えることにもなりかねません。

他の子どもたちと比べて、一喜一憂するのではなく、「まさに今の子どもの姿からの変容(成長)を見守っていけば、どの子も伸びていることがよく分かります。」保護者や保育士などにとって、「待つ・見守る姿勢」が肝要なことは、頭では分かっているのですが、これはなかなか難しいことであることを実感されているのではないでしょうか。しかし、自立させるためにはこの姿勢が必要です。

今年は、丑年です。丑は、中国で生まれた漢字で、日本では牛の字を使うことが多いですが、丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前ぶれ(芽が出る)」の年であると言われています。昨年は、明るい話題の少ない年で、国内外を問わず我慢を強いられた年でしたが、今年こそは、新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、次なる発展に繋がる、明日が待ち遠しくなるような年になればと願うばかりです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 園長 中村洋志