園長だより 2024年3月号
マザー・テレサの言葉に学ぶ!
~あなたの中の最良のものを~
園長 中村 洋志
春の訪れを感じる季節になりました。転退園されるお子さんも含めて3月・4月はいろいろな意味で大きな変化を迎える月でもあります。最近、「子どもは、未来を担うだけではなく、今の社会を変えられる存在」という言葉に出合いました。私のこれまでの拙い経験を振り返っても、その通りだと納得したのです。今の社会を変えられるのは、今の子どもたちしかいないのです。職員一同子どもたちの更なる成長を楽しみにするとともに、子どもも大人も安心して暮らせる世の中が実現することに期待を寄せています。
保育園の職員に対して、資質の向上を図るため月1回の園内研修を開催していますが、先月は、私の尊敬するマザー・テレサの言葉を紹介し、子どもたちと向き合う際の心構えについて考えてもらいました。彼女は、強い信念のもと、たった一人で世の中を変えていきました。あの優しさ、心の強さはどこに秘められているのでしょうか。彼女の言葉は、目の前の子どもに接する者の根底に据えなければならない言葉だと信じています。
あなたの中の最良のものを!~マザー・テレサの言葉<石川康輔訳>に学ぶ~
人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい
あなたが善を行うと、
利己的な目的でそれをしたといわれるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい
目的を達成しようとすると、
邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい
善いことをしても
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さとが、
あなたを傷つけることでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい
あなたの最良のものを、世に与えなさい
蹴り返されるかもしれません
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい
私たち職員は、一人一人の子どもたちに寄り添いその健やかな成長のための支援を継続してきたつもりですが、子どもたちにとって最良の支援することができたかどうかについては反省しきりです。保護者の方々には、この一年間のご協力・ご支援に心から感謝いたします。転退園されるお子さん、新たに進級されるお子さんも含めて心身共に更に逞しく成長し、一段と飛躍していくことを心から祈念しています。