園長だより8月号
母の背中は天国!
~「ママがいい」は、当然のこと~
園長 中村 洋志
日本に限らず世界規模でみても高温傾向が続いており、まさに猛暑の夏です。疲れの溜まりやすい季節ですが、元気にこの夏を乗り切ってほしいと思っています。ただ子どもたちはいつものように明るい笑顔を振りまき、活発に活動しており、そのエネルギッシュな姿に驚かされています。昨今は、保育園に関する暗い報道が多く、あまりいいニュースが耳に入ってきませんが、そん中でも、私たち職員はこの明るく元気な子どもたちが安心・安全に、しかも楽しく過ごせるような保育園づくりを目指しながら取組を進めていきたいと考えています。
児童文学者として著名な新美南吉は、「天国」というタイトルの次のような詩を残しています。いくら時代が進み、変化しても変わらないものがあります。年を重ねた私でさえも、不思議と母の背中の温もりは覚えています。それは、理屈を超えたものであり、言葉ではなかなか説明できないものです。しかし、確実に記憶には刻まれています。


子どもたちにとって、自分のやりたいことに挑戦し、安心して次のステップに進むためには、母の背中のような安心できる居場所があるということはとても重要なことです。私は、講演を依頼された際に、よく「家庭を最高の居場所に」ということを伝えるようにしています。できれば保育園がその母の背中のような安心できる居場所の一つになればと願っています。